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船の医師(船医)

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 日本船も外国船でも、基本的にかなり近代的な簡単な手術(盲腸炎など)はできる手術室や入院もできる医務室があり、医師と看護婦が常駐しています。ただし、日本船の場合、急病人が出た場合でもすぐ港に戻ることができる日本近海での1~2泊程度のクルーズの場合には、船医は乗船していないこともあります。通常、医務室には診療時間がありますが、いざとなれば、24時間体制となります。

 乗客が船の医務室を訪れる理由の大半は、船酔いや、怪我やねんざ、風邪などです。船酔いの場合、医師は薬や注射などで対処します。怪我というのは、船上で転んだり、ドアに手足を挟んだりする人が多いためです。また、旅の疲れや環境の変化で体調を崩し、風邪や腹痛の症状を訴える人もいます。

 気になるのは、陸でも海でも「医療費」です。日本船は医療費がかからない場合もありますが、基本的には自由診療で、診察や薬代など、かかった料金を請求されます。旅行保険に入っていれば、保険でカバーできます。

 重篤の患者が発生した場合は、医師は次の寄港地で陸上の病院に搬送したり、緊急の場合は、最寄の港に臨時寄港やヘリコプターによって患者を移送し、最善の医療を受けられるように手配します。さまざまな港や国をめぐるクルーズでは、どの港でどのような要請をして、医療体制の受け入れをしてもらうかも、医師の重要な仕事です。こうした船医の求人募集は随時行われています。

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